【卓球】予想外のメーカーが最高額!裏ソフトラバーの平均的な値段は?(国外メーカー編)

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

用具レビュー・用具考察

1.はじめに

みなさんはラバーの購入を検討する際は、価格も重要な選択基準の一つだと思います。

購入の際の価格の予算は、人によって異なると思いますが、各メーカーがどのくらいの価格帯でラバーを販売しているのかを知っておくと、購入の検討の際の役に立つかもしれません。

そこで、今回は日本で購入が可能な国外の主要な卓球メーカー5社について、裏ソフトラバーの平均価格について調査してみました。

個人的には、ラバーの平均価格が最も高額だったが、予想外のメーカーだったので少し驚きました。

興味のある方は参考程度にご覧いただけますと幸いです。

2.調査に当たっての留意点

(1)調査したメーカーについて

今回は、以下の国外メーカー5社について調査を行いました。

  • TIBHAR(ティバー)
  • XIOM(エクシオン)
  • andro(アンドロ)
  • STIGA(スティガ)
  • DONIC(ドニック)
    ※1:キラースピンについては、商品が1種類のみでしたので、今回は対象外としています。
    ※2:紅双喜、コニヨールは、国内メーカーに販売委託をしており、国内メーカーに分類しましたので今回は対象外としています。

(2)価格について

調査に当たっては、各メーカーのHP及びデジタルカタログに掲載されている定価を使用していますので、実際に購入する場合は、定価から割引された価格で購入が可能です。

なお、今回の調査は個人的にネット情報から得られたデータを使用していますので、細かな誤りがあるかもしれません。よって参考程度にご覧いただければ幸いです。※2023年12月末現在

3.ハイテンションラバーについて

今回、ラバーの価格について記載するにあたり、ハイテンションラバーについて触れておく必要があります。

何故かというと、1997年にバタフライが業界初のハイテンションラバー「ブライス」を発売しました。「ブライス」は、当時のラバー価格としては非常に高い価格設定(5,000円税抜き)で販売し、そこから他社も追随し、テンション系ラバーが次々と発売されました。

その後、テンション系ラバーが主流となったためラバーの全体の販売価格が大幅に上昇した背景があることをご認識ください。

【豆知識】
ハイテンションラバーとは、ラバーを構成するゴム分子の間に、ゴムを緊張状態(テンションがかかった状態)にする特殊成分を混ぜて、ゴムの弾性を高めたラバーの事をいいます。

4.メーカー別の価格帯

では、平均価格が低かったメーカーから順番にご紹介します。なお、各メーカーの主力商品(一例)のリンクを参考までに貼っておきますので、割引になった実際の販売価格も必要に応じてご確認ください。
なお、ネットショップによっては、平然と定価を超える価格で販売しているショップや送料が過度に高額なショップもありますので、購入を検討する場合はご注意ください。

(1)STIGA(スティガ)

まずは、ヨーロッパの名門と言えるスウェーデンの「スティガ」です。ラケットについては中国選手も使っている印象があります。スウェーデン男子チームのエース格である「トルルス・モーレゴード(2021年:世界選手権大会 シングルス2位)」もスティガ社の契約選手です。

製品数:19種類
平均価格:6,258円

4,500円~6,000円の価格帯がもっと多い37%(7種類)でした。2023年に発売されたテンション系ラバ―「マントラシリーズ」が、高性能な割にリーズナブルな価格設定(4,950円~55,940円)になっているため、全体の平均価格を引き下げている印象です。

スティガ社のイチオシラバーはトルルス・モーレゴード選手(スウェーデン)も使用している「DNAシリーズ」(7,590円~9,020円)です。

(2)DONIC(ドニック)

続きまして、ドイツの「ドニック」です。他社が販売促進のために行っている名付けて「現役のトップ選手と契約して使ってもらう戦略」をドニックはやっていないのですね(2023年12月現在)。
私の周辺では、ドニックのラバー使っている方を残念ながら見たことがありません。ドニックのラバーは日本ではあまり流通していない印象です。

製品数:28種類
平均価格:6,557円

6,000円~7,500円の価格帯がもっと多い82%(23種類)でした。スティガの主力ラバー「ブルーシリーズ」が価格6,000円台である製品が多いことが要因です。

スティガ社の主力商品は「ブルーシリーズ」のラバーになりますが、その中でも「ブルースターA1」という粘着テンションラバー(9,460円)の性能に自信を持っていることが、卓球王国別冊「卓球グッズ2023」からも伝わってきます。

(3)andro(アンドロ)

続きまして、ドイツの「アンドロ」です。ラバーでは何といっても「ラザンターシリーズ」です。日本でも浸透している印象があります。私のまわりでも時々愛用者を見かけます。

製品数:24種類
平均価格:6,618円

7,500円~9,000円未満の価格帯のラバーが、50%(12種類)でした。
平均価格は、国外ラバー(全体)の平均価格(6,760円)とほぼ同じだったので平均的な価格設定のメーカーと言えるでしょう。

主力商品である「ラザンターシリーズ」(7,590円~7,920円)とやや高めの価格設定ですが、その他に「プラクソン」「ヘキサー」等のリーズナブルで使いやすいテンション系ラバーも販売していており個人的にも好きなメーカーです。

(4)TIBHAR(ティバー)

続きまして、ドイツのTIBHAR(ティバー)です。2023年末には日本国内での販売体制が一新され、国外メーカーとして勢いを感じます。

TIBHAR(ティバー)には多数の契約選手がいますが、特にフランスの「アレックス兄弟」(兄:アレックス・ルブラン、弟:フェリックス・ルブラン)です。
個人的には、弟のフェリックス・ルブラン選手が希少なペンホルダープレイヤーであり、世界ランクトップ10にも入っている強者なので注目しています(2023年12月末現在)。彼らが使用する用具については、ネット上でもかなり注目を浴びている印象があります。

製品数:1種類
平均価格:6,881円

6,000円~7,500円未満の価格帯のラバーが、45%(8種類)でした。ティバーの中で最もラインナップが豊富な「エボリューションシリーズ」(7,260円~7,810円)の価格が影響しています。

ティバーの主力商品は「エボリューションシリーズ」でしたが、現在は「ハイブリッドシリーズ」で、勝負に出ているような印象です。ちなみにルブラン兄弟は「ハイブリッドK3(8,740円)を使用しています。

(5)XIOM(エクシオン)

ラストは、韓国のXIOM(エクシオン)です。XIOM(エクシオン)は、コストパフォーマンスに優れた高品質で人気の「ヴェガシリーズ」を発売しているメーカーとして有名です。1度は、使ってみた経験がある方は多いのではないのでしょうか?

製品数:36種類
平均価格:7,217円

平均価格7,217円で日本国内メーカー・海外メーカー全体でもっとも平均価格が高い結果となりました。また、7,500円~9,000円未満が33%と最も多い価格帯でした。

個人的には、完全に予想外でした。なぜならXIOM(エクシオン)は、コストパフォーマンスに優れた高品質で人気の「ヴェガシリーズ」を発売しているメーカーとして有名だからです。

平均価格が高くなった要因は、その他の「オメガ」「ジキル&ハイド」といって更なる高品質のラバーを販売しているからです。

エクシオンの現在のイチオシのラバーは、「ジキル&ハイド Z52.5(10,780円)」と言えそうです。

5.平均価格(全体)

最後に、調査対象全体の平均価格です。

製品数:125種類
平均価格:6,760円

今回の調査では、6,000円~7,500円未満の価格帯が34%と最も多くの商品が発売されていることが分かりました。この価格帯のラバーは、テンション系ラバーが大多数を占めています。

個人的な印象としては、海外メーカーの最高品質の高額ラバーは7,500円~9、000円の価格帯に多いので、それに近い性能を持った高性能ラバーを6,000円~7,500円の価格帯で販売していると感じています。これは、国内メーカーにおいても同じことが言えます。

ちなみに今回の調査対象のラバーで最も高額だったのは、「オメガVII ツアー i 48(エクシオン)」及び「オメガVII ツアー i 50」11,660円でした。ここまで、高額になると気軽に試してみることが難しいので、ショップ等で試打してみるしかなさそうですね。

6.まとめ

みなさまが普段使っているラバーは、平均価格と比較してどのくらいだったでしょうか?

これまでの結果を下表のとおりまとめましたので参考程度にご覧ください。

冒頭でも触れましたが、表示価格はあくまで定価ですので、実際の店舗やネットで購入する際は、割引価格で購入が可能です。

ここで、国内メーカーと、国外メーカーの平均価格を比較してみましょう。

国名メーカー:5,719円

国外メーカー:6,760円

国外メーカーの方が、1,000円以上平均価格が高いのです。

理由として第一に考えられるが、国外メーカーのラバーは、ほとんどがテンション系ラバーであるために価格が高めになるのです(ごく一部の初心者向けのラバーを除く)。
一方、日本メーカーは「マークファイブ(ヤサカ)」を代表する通常の高弾性ラバーの人気が根強いためにリーズナブルなラバーのシェアがある程度保たれてるからだと考えられます。

今回は、国外の各メーカーの裏ソフトラバーの平均価格について、みなさまにも共有できればと考えて掲載いたしました。国内メーカーの調査結果についても別記事に掲載していますので、興味のある方はご覧ください。

以上となります。みなさまの参考になれば幸いです。

コメント

PVランキングも参加しています!

PVアクセスランキング にほんブログ村

タイトルとURLをコピーしました