1.はじめに
私は、中国式ペンの両面に『粘着ラバー』を貼るほどのヘビーユーザーです。
20代までは、グルーを塗った高弾性ラバーやハイテンションラバーなど、弾みの強い用具を使い、とにかくスピードで押し切る卓球をしていました。
しかし、年齢を重ねるにつれて、自分が目指したいプレーを改めて考えるようになり、約20年前から粘着ラバーを少しずつ試すようになりました。
そして現在では、メインラケットには粘着系ラバーしか使わなくなりました。
2.なぜ『粘着ラバー』を使い始めたか?
(1)ツッツキ、ストップが安定する
粘着ラバーは、ツッツキやストップが非常に安定します。
ハイテンションラバーのように弾まないので、ストップは安定して止まりますし、ツッツキで強めにインパクトしても台の中に納まる安心感があります。
(2)前陣におけるドライブが安定する
私の場合、ハイテンションラバーでは中陣・後陣からのドライブは非常に打ちやすかったのですが、前陣でフルスイングすると、短い距離の中で弧線を作りきれず、ボールがそのまま飛び出してオーバーミスになる感覚がありました。
その点、粘着ラバーは必要以上に飛びすぎにくいため、前陣でのドライブ攻撃でもしっかりとスイングして回転をかけやすく、自分がイメージした弧線を描きながら台に収まる安心感があります。
(3)相手が嫌がる球質のボールが打てる
一言でいうと「相手が嫌がる」ボールが打てます。
人によって感じ方は異なると思いますが、粘着ラバーで打ったボールは、ハイテンションラバーとは球速や回転量、弧線の出方が異なるため、相手のリズムを崩しやすいと感じています。
見た目以上に回転がかかるため、相手の想定した軌道や回転量とズレが生じやすく、ブロックオーバーや打ち損じを誘えることがあります。
【ポイント】中高年こそ「安定感」を重視した用具選びがおすすめ!
3.なぜ中高年の方に粘着ラバーがお勧めなのか?
粘着ラバーを使用すると、ハイテンションラバーと比べて球速はやや遅くなり、ラリー展開も少し落ち着きます。
(1)球速が遅くなる
粘着ラバーを使用する場合、球速は落ちラリーが少し遅くなります。
デメリットのように思えるかもしれませんが、卓球では、チャンスボールを一発で打ち抜ける場面は、試合全体の中ではそれほど多くありません。
打球後にしっかりと戻る時間的余裕を生み出し、次のプレーの準備がしやすくなることは、中高年が目指すべき卓球にとって重要だと考えています。
【ポイント】自分のプレーに時間的余裕が生まれる!
(2)ボールの回転量が見た目以上に増す
粘着ラバーの最大の特徴が『回転量』です。
同じスイングでも、粘着ラバーの方がより強い回転をかけやすいと感じています。
ここで大事なのは、粘着ラバーで打ったボールは、見た目以上に回転がかかっていることです。
そのため、相手が回転量を読み違えやすく、結果としてミスを誘いやすくなります。
【ポイント】エースボールでなくても、ネットミスやオーバーミスを誘える!
(3)独特の球質が打てる
(1)(2)で述べたとおり、同じフォームで打ったとしても、粘着ラバーで打ったボールは、通常のハイテンションラバーや高弾性ラバーとは球速や回転量が異なるため、ボールの軌道にも独特の変化が生まれます。
つまり、相手が粘着ラバーに不慣れな場合は、独特の球質を駆使して、スピードだけに頼らない自分のペースに引き込んで試合を進めやすくなります。
【ポイント】何気ないプレーでポイントを稼ぐ『大人の卓球』を目指しましょう!
4.おすすめの粘着ラバー『アポロ5(銀河)』
私がおすすめする「アポロ5(銀河)」は、私が本格的に粘着ラバーへ移行するきっかけとなった、非常に印象深いラバーです。
中国ラバーを扱うショップでも長年人気のあるラバーとして知られています。

「アポロ5(銀河)」は、私が求める粘着ラバー特有の性質をしっかりと備えており、長年メインラケットのフォア面で使用してきました。
現在は「ディグニクス09C(バタフライ)」などの粘着系テンションラバーも使用していますが、回転量や前陣での安定感など、アポロ5で感じた粘着ラバーの魅力は、現在の用具選びにも大きく影響しています。
(1)サーブを強くインパクトしても安心
「アポロ5(銀河)」は、粘着ラバーの中でも「回転」に特化したラバーなので、見た目以上に回転がかかり、強くインパクトしても飛びすぎにくく、自分の感覚では非常にコントロールしやすいです。
特に、下回転サーブについては、私が理想とする「地を這うような」鋭く低い弾道のサーブが打てるようになりました。
(2)ツッツキでも得点が狙える
他の粘着ラバーと比べても、最高峰と言えるほど回転がかかるので、相手のネットミスを誘えるほど回転量の多いツッツキが打てます。
(3)ドライブ攻撃が安定する
メリットばかり書きましたが、このラバーはびっくりするくらい弾みません。
知り合いのハイテンションラバー「ディグニクス(バタフライ)」を借りて、玉突きしてみてどのくらい違うか比較してみましたが、半分くらいしか弾みませんでした・・・
ですが、この特徴が前陣でフルスイングしても、回転量の多いボールが相手のコートに納まる安心感に繋がるのです。
ちなみに「アポロ5(銀河)」で、中陣・後陣でドライブを打つ場合は、擦る打ち方では飛距離が出ないため、「ボールを潰すくらい強く・厚めにインパクト」すると、慣れは必要ですが、しっかりと厚く当てることで、中陣・後陣からでも威力のあるドライブが打てます。
5.まとめ
思い返してみると、ハイテンションラバーを使っていたころは、速い球が打てる反面、返球されるボールも速くなるため、ラリー展開が自分の能力を超えているような感覚があり、常に慌ただしく余裕のないプレーをしていたのだと思います。
私の場合は、粘着ラバーを使うことで、台上やサーブの質を高めながら、自分のペースで安定した試合運びができるようになりました。
特に「アポロ5(銀河)」は、私が本格的に粘着ラバーへ移行するきっかけになった非常に印象深いラバーです。
現在は「ディグニクス09C(バタフライ)」などの粘着系テンションラバーも使用していますが、今後は「キョウヒョウ8-80」シリーズなど、さらに様々な粘着ラバーにも挑戦していきたいと考えています。
粘着ラバーにも様々な特徴がありますので、自分のプレースタイルに合ったラバーを探してみてはいかがでしょうか?
以上、参考となれば嬉しいです。






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