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卓球ラケットを軽量化してみよう!操作性が変わる「軽いラケット」厳選4選

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用具レビュー・用具考察
【著者の略歴】

卓球歴: 40年以上(ベテランの視点から分析)
戦型:中国式 ペン攻撃型(裏面打法を探求中)
運営ブログ: 「卓球Lab」運営。用具や技術を深く考察
ミッション: あらゆる卓球シーンを独自の視点で切り取り、この競技をより深く楽しめる情報を発信しています。

1.軽量ラケットとは?

軽量ラケットの基準は厳密に決まっているわけではありませんが、一般的には以下の数値が目安として考えてよいと考えています。

●ラケット・ラバーの重量目安
※プレイスタイルやラバー構成によって、「軽い」と感じる基準は異なります。

カテゴリ軽量と感じる目安(総重量)
ラケット単体80g以下
ペンホルダー(ラバー片面のみ)130g以下
ペンホルダー(ラバー両面貼付け)150g以下
シェークハンド(ラバー両面貼付け160g〜170g以下

※シェークハンドラケット(両面にラバーを貼った状態)で、160g以下であればかなり軽量な部類に入ると考えています。

ポイント:持ち方による体感重量の違い
同じ重量でも、シェークハンドとペンホルダーでは握り方が異なるため、ペンホルダーの方がより重く感じやすい傾向にあります。
その最大の理由は、「手のひらで支えるか、指先で支えるか」という構造的な違いにあります。

  • シェークハンド: グリップを握り込み、手のひら全体でラケットを支えるため、重さが分散され安定します。
  • ペンホルダー: その名の通り「ペンを握る」ように、主に5本の指先でラケットを支えます。

関連記事のご紹介】
ペンホルダー、特に両面にラバーを貼るスタイルにおいては、ラケット重量の数グラムがプレイの質を大きく左右します。

「なぜペンホルダーは重量選びにシビアになるべきなのか?」
その具体的な理由や、初心者が中ペンに挑戦する際の最適な重量バランスについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ合わせて参考にしてください。

【実例】軽量ラケットの操作性とカスタマイズ
私が実際に使用している、バタフライの軽量ラケット「パラドックス」(現在は廃番)をご紹介します。

  • ラケット単体重量: 67g
  • ラバー込み総重量: 138g

写真の通り、自分に最適なフィット感を求めてグリップを大幅に改造しているため、少々武骨な見た目になっていますが、その分愛着のある一本です。

これほど軽量だと、両ハンドの切り替えや台上処理での操作性が格段に向上します。「軽さ」がもたらす振り抜きの良さは、一度体感すると手放せなくなる大きなメリットです。

所有ラケット「パラドックス(バタフライ):廃番」

2.軽量ラケットを使用する「3つのメリット」

ラケットの軽量化には、様々なメリットがあります。

(1)前陣におけるフォア・バックの切り替えがスムーズになる

台の近くでプレーする際、フォアとバックの切り替え速度は強力な武器になります。ラケットが軽いことで、速いラリー展開の中でも遅れることなく連打ができ、精度の高い攻撃を維持しやすくなります。

(2)スイングスピードが向上し、戻りが速くなる

物理的にラケットが軽くなることで、スイングの初速が上がります。また、フルスイングした後の「戻り」の動作も、重いラケットに比べて格段に速くなるため、次の打球への準備を余裕を持って行えます。

(3)台上処理の繊細な操作が可能になる

ラケットの軽さは、そのまま「操作性の良さ」に直結します。フリックやストップなど、手首や指先の繊細な感覚が必要な台上処理が格段にやりやすくなります。

「台上処理がどうしても苦手……」という方は、ラケットの軽量化が解決の大きな糸口になるかもしれません。

3.軽量ラケットを使用するデメリット

軽量化には多くのメリットがある反面、注意すべき点も存在します。これらを理解した上で選択することが重要です。

(1)相手の強打に押されやすくなる(ブロックへの影響)

ラケットの質量が小さいと、相手の威力あるボールを受けた際に衝撃を抑えきれず、面がブレたり押されたりしやすくなります。特に安定したブロックを重視するプレーヤーにとっては、重いラケットに比べてコントロールに技術を要する場面が出てきます。

(2)打球感の変化(振動の伝わりやすさ)

ラケットが軽いと、打球時の振動が手に伝わりやすくなる傾向があります。これは好みの問題でもありますが、一般的に多くのプレーヤーは、適度な重量による「手に響きすぎない、芯のある打球感」を好むことが多いようです。

補足:ボールの威力について
よく「軽いラケットはボールが軽くなる」と言われることがありますが、ラケットの重量だけが回転量やスピードに直接的な悪影響を与えるという明確な根拠は乏しいと考えています。そのため、ここでは打球感や操作性の違いに焦点を絞っています。

4.軽量ラケットの導入を検討すべきケース

以下のような悩みや目標がある方は、ラケットの軽量化によってプレーが改善する可能性があります。

(1)プレー後に手首や肩に痛みが出る方

練習や試合の後に、手首や肩に違和感や痛みがある場合、現在のラケットが筋力に対して重すぎるサインかもしれません。無理をして怪我をしては本末転倒です。身体への負担を減らすためにも、一度「軽さ」を優先した選択を検討してみてください。

(2)両ハンドでの連続攻撃を目指す方

重いラケットで両ハンドを振り切るには、相応の筋力とトレーニングが必要です。一方で、軽いラケットはフォアとバックの切り替えがスムーズになるため、戻りが速くなり、ピッチの速い現代的な両ハンドスタイルを目指す方には非常におすすめです。

(3)裏面打法に挑戦したい方

私自身、まさにこのためにラケットの軽量化を追求してきました。裏面打法、特に私が推奨している「裏面チキータレシーブ」が、格段にやり易くなります。

いきなり重いラケットで挑戦すると、手首を痛めるリスクが非常に高くなります(私自身、過去に何度も痛めてきました)。まずは軽いラケットで正しいフォームと感覚を身につけるのが上達への近道です。

5.軽量ラケットの主な種類と選び方

軽量ラケットには、素材そのものが軽いものと、個体差から選ぶ方法があります。

(1)バルサ材を使用したラケット

驚くほどの軽さが最大の特徴です。素材自体はあまり弾まない性質があるため、その弱点を補うために板を厚く設計した製品が多く見られます。

【ポイント】
私自身もバルサ材のラケットを3本所有していますが、素材が非常に柔らかく、台にぶつけるとすぐに凹んでしまう脆さがあります。扱いがデリケートなため、個人的には初心者・中級者の方にはあまりおすすめしません。

(2)桧(ひのき)を使用したラケット

バルサ材ほどではありませんが、軽量でかつ高い反発力を持つ人気の素材です。打球感も良くファンが多い素材ですが、現在は木材の希少価値が高まっており、価格が高額になる傾向があります。

(3)木材の「個体差」から探す

同じ製品であっても、天然の木材を使用しているため必ず「個体差」が生じます。メーカーが記載しているのはあくまで「平均重量」であり、実際には±5g程度の差異は珍しくありません。

もし気になるラケットがあれば、実際にショップへ足を運び、在庫の中から軽い個体を探してみるのも一つの手です。

【アドバイス】ショップでの計量のコツ
多くの卓球専門店には、ラケットの重さを測るための「はかり」が設置されており、自由に計量させてもらえます。

私の場合は近隣にショップがないため、出張で東京へ行った際に「国際卓球」などの大型店へ立ち寄り、実際に手に取って重量を確認していました。

マナーの注意点:
計量する際は、商品を傷つけないよう慎重に扱いましょう。店員さんに一言「計量してもいいですか?」と声をかけるとスムーズです。

6.おすすめの軽量ラケット4選

現在販売されているモデルの中から、特に軽量で扱いやすいシェークハンドとペンホルダーを、それぞれ2本ずつ厳選してご紹介します。

(1)シェークハンドラケット:SKカーボン(バタフライ)

平均重量:±78g

軽量でありながら、本格的な攻撃性能を求めるプレーヤーに最適なモデルです。

  • 特徴: ブレードを薄く設計することで軽量化を実現しつつ、バタフライの誇る高反発カーボン「TAMCA5000」を搭載。軽いスイングでも、カーボン特有の鋭い弾きと十分な攻撃力を生み出します。
  • 注意点: 非常に反発力が強いため、基本技術を習得中の初心者よりも、「軽さとスピードを両立させたい」と考える中級者以上の方に向いています。

軽いラケットは威力が落ちるという常識を覆す、攻撃重視の軽量ラケットと言えるでしょう。

(2)ジュニア用シェークハンドラケット:ティモボルTJ(バタフライ)

平均重量:±69g

トップ選手であるティモ・ボル選手の名前を冠した、高性能なジュニア専用モデルです。

特徴: 素材にカーボン(カーボン・ファイバー)を使用しており、軽量ながらも現代卓球に欠かせない「スピード」と「威力」を兼ね備えています。

推奨ユーザー: ジュニア用のためグリップが細めに設計されていますが、「手が小さめで、標準的なグリップでは握りにくい」と感じている大人のプレーヤーにも、隠れた名作として非常におすすめできます。

ジュニア用ラケットの中では群を抜いて反発性能が高く、軽いラケットにありがちな「ボールが飛ばない」という不安を払拭してくれる、本格派の軽量カーボンラケットです。

(3)ペンホルダーラケット:ルーティス レボ(ニッタク)

平均重量±75g

かつて多くのファンに愛された名作「CP548」の形状を受け継ぎ、現代の卓球に合わせて性能をさらに進化させた後継モデルです。

受け継がれる伝統と新たなる感性

相手の強いボールに対して、FEカーボン特有の球持ちを発揮!
ブレード自体の「しなり」との相乗効果で、高いスピード性能としなやかで安定感のある弾みを実現しました。

参照元:ニッタクHP

このラケットの大きな魅力は、 オーソドックスな中国式ペンと、グリップに指をひっかけるコルクがついた日本式ペンがラインナップされていることです。

「かつての打球感を忘れられない」というベテランプレーヤーから、最新のカーボン性能を求める現役選手まで、幅広くおすすめできる軽量・高性能ラケットです。

(4)ペンホルダーラケット:ガレイディア リボルバー(バタフライ)

平均重量:±60g

バタフライのラインナップの中でも、最軽量クラスを誇る反転式ペンホルダーラケットです。

特徴: 振動減衰に優れた「アリレート カーボン」を搭載。極めて軽量ながら、カーボン特有の扱いやすさと適度な弾みを兼ね備えています。

ここがポイント: 圧倒的な軽さを活かし、両面にラバーを貼っても総重量を抑えられるのが最大のメリットです。非常に軽量で、手首への負担が少ないため、両面にラバーを貼った裏面打法に無理なく挑戦することができます。

私のお気に入りである名作「パラドックス(廃番)」のコンセプトを現代に受け継ぐモデルであり、操作性を重視する方には個人的にも自信を持っておすすめできる一本です。

7.おわりに

「ラケットはある程度の重さがある方が良い」と思われがちですが、無理をして重いラケットを使い、思うようなプレーができなくなってしまっては本末転倒です。

卓球は、生涯を通じて長く楽しめる素晴らしいスポーツです。しかし、無理な負荷は肩・手首・肘などの故障に直結し、大好きな競技を続けられなくなるリスクも孕んでいます。身体への負担を軽減し、いつまでも軽快にプレーを続けるための選択肢として、軽量ラケットは非常に有効です。

今回の記事が、あなたの卓球ライフをより長く、より楽しくするための参考になれば幸いです。

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