【卓球:ペンホルダー編】2024年度版!ラケットの平均的な値段(相場)はどのくらい?

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用具レビュー・用具考察

1.はじめに

みなさんはラケットを購入する際は、どの程度の値段なら許容範囲ですか?

私は、ラケットの購入を検討する場合、20,000円を超えてくると少し躊躇してしまいます。

そんな訳で、ラケットの平均的な値段はいくらだろう?という素朴な疑問を持ちました。

今回は、2024年度おいて主要なラケットメーカーが公表している商品カタログを参考に、ラケットの平均価格について調査してみました。興味のある方は参考程度にご覧いただけますと幸いです。

今回は、第一弾として「ペンホルダーラケット」についてご紹介します。

2.調査に当たっての留意点

(1)調査したメーカーについて

今回は、以下のメーカー7社に絞って調査を行いました。

バタフライ、ニッタク、ヴィクタス、ジュイックヤサカ、スティガ、アンドロ

※ジュイックについては、Dr.Neubauerやコニヨール社の製品も取り扱っていますが、今回は対象外としています。

(2)価格について

調査に当たっては、各メーカーのHP及びデジタルカタログに掲載されている定価を使用していますので、実際に購入する場合は、定価から割引された価格で購入が可能です。

(3)調査対象ラケット

今回の調査に当たっては、ラージ用ラケット等の特殊ラケットを除いています。

また、ペンホルダーラケットとして、中国式ペン・反転式ペン・日本式ペンの3種類をまとめて集計しています。

なお、今回の調査は個人的にネット情報から得られたデータを使用していますので、細かな誤りがあるかもしれません。よって参考程度にご覧いただければ幸いです。※2024年4月末現在

3.メーカー別の価格帯

(1)バタフライ

まずは、卓球用具においては随一といえるバタフライです。自動車メーカーで例えるならトヨタ社といったところでしょうか。

製品数:26本

平均価格:19,813円

バタフライは、20,000円に迫る価格で、今回のメーカー別平均価格はペンホルダーの部門で2番目に高額となりました。最高額はどのメーカーだと思いますか?

75%以上が10,000円以上の価格設定です。特に、10,000円~20,000円の価格帯が全体の38%を占めています。製品に対する自信が伺えます。

(2)ニッタク

続きまして、卓球プレイヤーなら一度はお世話になったニッタクです。自動車メーカーで例えるならニッサンといったところでしょうか。

製品数:19本

平均価格:15,273円

バタフライより5,000円ほど低い価格設定です。特徴的なのが、5,000円~8,000円の価格帯が21%とかなり多く、初級者の方でも安心して買い求めることができる商品が多くみられます。

(3)ヴィクタス

続きまして、TSPと統合したヴィクタスです。ヴィスタスも日本国内ではかなり製品が流通しているメーカーと言えるでしょう。

製品数:28本

平均価格:14,681円

製品数ついては、2番目に多かったのがヴィクタスです。TSPとの統合によるものかもしれません。価格帯はニッタクとほぼ同じで、バタフライより5,000円ほど低い価格設定です。特に10,000円~20,000円の価格帯が最も多いですが、リーズナブルで初級者の方でも安心して買い求めることができる商品も多い印象です。

(4)ジュイック

続きまして、ジュイックです。個人的には、井関晴光さんのイメージが強いです。

なお、ジュイックは、Dr.Neubauerの製品も扱っているのですが、Dr.Neubauer のラケットは高額な製品が多く、シェアも少ないと勝手に判断し調査対象から除いています。

製品数:11本

平均価格:14,827円

製品数は、11本と少ないです。平均価格は、ニッタクやヴィクタスと同水準です。10,000円~20,000円の価格帯が85%と最も多く、個性的なラケットが多い印象です。個人的には、パチタンⅡという反転式ペンがお気に入りです。

(5)ヤサカ

続きまして、ヤサカです。個人的には、中国の馬林さんのイメージが強いです。

製品数:17本

平均価格:10,877円

製品数は、17本と少なめです。平均価格は、今回のメーカーの中で一番低い結果となりました。バタフライと比較すると9,000円ほど低くなっています。10,000円未満のラケットが53%を占めていて、20,000円以上のラケットが1本もないことが要因です。

(6)アンドロ

次にドイツのアンドロです。国外メーカーであるアンドロは、中国式ペンのラインナップが多く、反転式ペンも作っているため調査対象としました。

製品数:13本

平均価格:14,232円

国外メーカーは、全体的に高めの価格設定なのですがアンドロは国内メーカーと比較しても買い求めやすい価格のラケットが多いと言えます。10,000円~20,000円の価格帯が61%と最も多いのですが、5,000円~10,000円という買い求めやすい価格帯も31%と多いのが特徴です。

個人的には、軽量ラケットも多数販売しているメーカーなので注目のメーカーです。

(7)スティガ

最後にスウェーデンのスティガです。今回の調査で新たに追加した国外メーカーです。中国式ペンのラインナップが最も多く、近年は個性的なサイバーシェープシリーズラケット(六角形のブレード)も発売し、更に注目を集めているメーカーです。

製品数:34本

平均価格:20,599円

今回の調査で、ラケット平均価格が最も高額だったのがスティガでした。要因としては、前述したサイバーシェープシリーズを始めとする30,000円以上のカーボンラケットのラインナップが豊富なためです。10,000円~20,000円の価格帯が41%と全体的に高めの価格設定の商品が多いのが特徴です。

個人的には、中国式ペンのラインナップが豊富なメーカーなので注目しているメーカーです。

4.平均価格(全体)

最後に、調査対象全体の平均価格です。

製品数:148本

平均価格:16,553円

調査の結果、10,000円~20,000円の価格帯が47%と圧倒的に多いことが分かりました。平均価格からもわかるとおり、16,000円前後のラケットが平均的な価格と言うことができると思います。

ちなみに今回の調査対象のラケットで最も高額だったのは、サイバーシェイプ カーボンCWTトルルスエディション(スティガ)の中国式ペン44,000円でした。

スウェーデンのファンタジスタと言われるトルルス・モーレゴード選手使用ラケットの中国式ペンバーンジョンです。通常の「サイバーシェイプ カーボンCWT:36,300円」と性能は同じですが、同選手のサインや特別デザインが施されているそうです。(余程のファンか用具マニアでない限り買わないような・・・)

個人的には、この六角形ラケット「サイバーシェイプ カーボンCWT」は、スウィートスポートが広くなると言われておりかなり興味があるラケットの一つです。

5.まとめ

いかがだったでしょうか?

これまでの結果を下表のとおりまとめましたので参考程度にご覧ください。

冒頭でも触れましたが、表示価格はあくまで定価ですので、実際の店舗やネットで購入する際は、割引価格で購入ができると思います。

卓球歴約40年の私としては、以前に比べるとずいぶん高額になってしまったなーといった印象です。

ですが、ラケットについては良いラケットに出会うことができれば、ラバーと違って何年も使うこと出来るので、個人的には多少高額でも買いたくなってしまいます。

また、特殊素材を使用したラケットは高額になる傾向があるため、特殊素材入りのラケットが増えてきているとも言えます。

逆に言うと、特殊素材を使用していない木材のみラケットであれば10,000円以内であっても高品質のラケットは数多くあるので個人的には不満はありません。

実は、他のメーカーも含めた平均価格も出していますが、今回の結果と比べても大きなブレがなかったことも申し添えます。

今回は、各メーカーのペンホルダーラケット平均価格について、みなさまにも共有できればと考えて掲載いたしました。次の機会にシェークハンドラケットについても掲載予定です。以上となります。みなさまの参考になれば幸いです。

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