【卓球:ラバーレビュー】「グレイザー09C(バタフライ)」を中国製粘着ラバーユーザーが評価!

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用具レビュー・用具考察

1.はじめに

私は、中国製の粘着ラバーユーザーです。

現在は、「アポロ5(銀河)」を5年以上メインラケットに貼って使用しています。

そんな中、年間で最も重要視している試合が先日終了したので、今更ながら以前より気になっていた「グレイザー09C(バタフライ)」を試してみることにしました。

普段は、硬いスポンジの中国製粘着ラバー(回転重視)である「アポロ5」を使用している私が、「グレイザー09C(バタフライ)」を使ってみたら、どのように感じるのかを忌憚なくレポートします。

粘着力と弾みを両立するハイパフォーマンスラバー

グレーの「スプリング スポンジX」を採用した『グレイザー09C』。高いハイテンション効果を持つ粘着性シートと、スポンジ硬度42に設計された「スプリング スポンジX」の組み合わせが、回転量の豊富な威力ある打球と台上技術のやりやすさを高いレベルで両立しつつ、安定した弧線を描いた打球を可能にします。粘着性ハイテンションラバー特有の回転重視のドライブや鋭い前陣カウンターが打てる喜びを、より幅広いレベルの選手に提供します。

参照元:バタフライHP

私は、スピードよりは回転を重視し、カウンターを多用するタイプなので、今回は「グレイザー09C(バタフライ)」を選択しました。

それでは、現在メインで使用している「アポロ5(銀河)」と時折比較しながらご紹介しますので、参考程度にお読みいただければと思います。

2.重量

中国式ペンプレーヤーである私は、ラケットとラバーの重量をかなり重視します。まずはラバー重量についてご紹介します。

参考までに、個人的に重量を測定した表を以下のとおり示します。

現在使用しているガチガチの中国製粘着ラバー「アポロ5(38°)」よりは、軽めです。テナジー64・05よりは重いと言えるでしょう。

上記の表は、カット前のラバー重量と面積を計測し、200㎠あたりの換算重量を示しています。
※ラバーには個体差があります。個人で計測した重量なのであくまで参考値です。

今回のラケット・ラバーの組み合わせは「軽いラケット」を意識して構成することに決めていたので、中国製粘着ラバーより比較的軽めでしたので有り難かったです。

3.使用用具(軽量ラケット)

今回は、「軽量ラケット」をコンセプトにして組み合わせました。

【使用用具】
ラケット:ブラックバルサ7.0 (TSP) ⇒ 63g※サイドバランサー2gを含む。
ラバー(フォア面):グレイザー09C ⇒ 40g
ラバー(バック面):アポロ5超極薄 ⇒ 33g
総重量:136g

なお、ブラックバルサ7.0 (TSP)については廃盤になっていますが、同じ仕様のラケットをヴィクタスで販売しています。非常に軽いラケットです!

※フォア面は、グリップから離して貼っているので軽量化できます。

バック面は、全面にラバーを貼っています。

結果として、総重量136gという驚くほど軽いラケットに仕上げることができました。

4.使用感

グレイザーシリーズは、「グレイザー」「グレイザー09C」がありますが、私はボールのスピードより回転量を重視する中国製粘着ラバーユーザーであるため、粘着系である「グレイザー09C」を選択しました。

(1)回転量

さすがに、回転量重視の「アポロ5(38°)」ほどではないですが、十分な回転量がありました。特に好印象だったのが、フォアドライブにおいてボールがしっかりと上がってくれるので綺麗な弧線が描けます。かなりドライブが安定します。

(2)スピード(ドライブ)

粘着系ラバーとしては、良く弾むのでスピードはでます。しかし、コントロールできない程のぶっ飛びラバーというほどではなく、個人的には「コントロールできる範囲でかなり速いボールが打てる」といった印象です。

※普段、飛ばない回転系粘着ラバーを使っている私にとって、かなり速く感じましたが、すぐに慣れました。

(3)コントロール性能

かなりコントロールしやすいです。思い通りのボールが出せる感じです。

普段使用している中国製粘着ラバー「アポロ5(38°)」は、スポンジが硬く比較的コントロールが難しいため、余計にコントロールがしやすいと感じたのだと思います。

(4)中陣ドライブ

粘着ラバーとは思えない威力十分のフォアドライブが打てました。

スポンジが硬い中国ラバーの場合は、かなりボールに対してラケットをぶっつけ気味にして、強くインパクトしないと良いボールが打てないのですが、「グレイザー09C」では、比較的楽に良いボールが打てました。

(5)カウンタードライブ

軽く合わせるだけでも良いカウンタードライブになるので楽でした。私は、カウンターを多用するタイプなので特に好印象でした。

(6)癖球(くせだま)

癖のない綺麗な弾道のボールが打てるのですが、この点が個人的には最大の問題点です。フォアドライブの弾道が素直な故にいわゆる「癖球(くせだま)」にならないので、相手が対応しやすい(返球しやすい)印象がありました。

「アポロ5(38°)」の場合は、癖球(くせだま)が出せるので、なんでもないボールでも相手がミスする場面が時々あるのですが、その感じがないのです。

※癖球(くせだま)については、別記事で詳しく解説しています。

(7)台上処理

ツッツキはしっかり回転をかけても台に収まる安心感があります。ストップの難なくできます。さすが粘着系ラバーだと感じました。

私が中国製の粘着ラバーを使っている理由の一つが、『鋭く回転量が多いツッツキが打ちやすい』という利点があるからです。このラバーであれば問題なく使えると感じました。

(8)サーブ

さすがは粘着系ラバーです。サーブ時の回転量は十分です。しっかり回転をかけても飛びすぎずに相手の中にしっかり収まる安心感があります。文句なしです。

5.まとめ

いかがだったでしょうか?私の素直な感想としては、なんでも無難にこなせる回転系テンションラバーといった印象です。

普段使用しているガチガチの中国製粘着ラバーと比較すると、楽にボールが飛ばせます。従って、70%~80%程度のスイングでも十分威力のあるボールが打てるので、スイング後の戻りも速くなるので気持ち良くプレーができました。

以下のとおり、ガチガチの中国製粘着ラバーユーザーとして個人的に感じたままの比較表を貼っておきますので参考までにご覧ください。

改めて表を見てみるとバランスがとても良いラバーであると改めて感じます。初めて粘着系のラバーを使用してみたい方は、いきなりガチガチの粘着ラバーを使うより「グレイザー09C」のようなバランスに優れたラバーが良いのかもしれません。

ただし、個人的には、癖球(くせだま)が出せない点が最大の問題点です。とはいえ、非常にバランスの優れたハイテンション粘着ラバーだという点は間違いないと思います。当面の間は「グレイザー09C」で練習を続ける予定です。

実戦の大会で何度か使ってみて、感触が良ければメインのラケットに採用するかもしれません。

以上となります。みなさまの参考になれば幸いです。

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