【卓球】主要メーカー10社を調査!粒高ラバーの平均的な値段はどのくらい?

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用具レビュー・用具考察

1.はじめに

卓球のラバーは、大きく分けると何種類のラバーがあると思いますか?

分類の方法によりますが、一般的には4種類と言えそうです。
※今回は、ラージボール用ラバーを除きます。

  • 裏ソフトラバ
  • 表ソフトラバー
  • 粒高ラバー
  • アンチラバー

ご想像のとおり最もバリエーションが多いのは「裏ソフトラバー」です。

そして、2番目に多いのがなんと「粒高ラバー」なのです。

粒高ラバーには、「一枚ラバー」と呼ばれるスポンジがないラバーがあります。
メーカーによっては、別商品に分類して販売している場合もあるため、当記事では「一枚ラバー」については、統一して全て別種類のラバーとしてカウントしていますのでご了承ください。

そこで、今回は粒高ラバーにスポットライト当てて、各メーカーがどのくらいの価格帯でラバーを販売しているのかをご紹介しようと思います。

なお、粒高ラバーの性質については、別記事で紹介していますので興味のある方は是非ご覧ください。

2.調査に当たっての留意点

(1)調査したメーカーについて

今回は、粒高ラバーを販売している主要卓球メーカー10社について調査を行いました。
※データは、2023年12月末現在

【国内メーカー】
・バタフライ
・ニッタク
・ヴィクタス
・ヤサカ
・ジュイック
・ダーカー

【海外メーカー】
・TIBHAR(ティバー)
・Andro(アンドロ)
・Stiga(スティガ)
・DONIC(ドニック)

(2)価格について

調査に当たっては、各メーカーのHP及びデジタルカタログに掲載されている定価を使用していますので、実際に購入する場合は、定価から割引された価格で購入が可能です。

(3)一枚ラバーについて

粒高ラバーには、「一枚ラバー」と呼ばれるスポンジがないラバーもあります。
同じ製品でも性質がかなり異なってきます。また、メーカーによっては、別商品に分類して販売している場合もあるため、当記事では別種類のラバーとしてカウントしていますのでご了承ください。

例:フェイントロング3(バタフライ)
・フェイントロング3
・フェイントロング3(OX:一枚ラバー)
2種類としてカウント

3.ハイテンションラバーについて

今回、ラバーの価格について記載するにあたり、ハイテンションラバーについて触れておく必要があります。

何故かというと、1997年にバタフライが業界初のハイテンションラバー「ブライス」を発売しました。「ブライス」は、当時のラバー価格としては非常に高い価格設定(5,000円税抜き)で販売し、そこから他社も追随し、テンション系ラバーが次々と発売されました。

粒高ラバーについては、ラバーに求められる性質上(ラバーの弾みの重要性が低い)、ハイテンション技術を使った製品の需要はあまりないため大幅な価格上昇は現時点ではないようです。

【用語説明】
ハイテンションラバーとは、ラバーを構成するゴム分子の間に、ゴムを緊張状態(テンションがかかった状態)にする特殊成分を混ぜて、ボールの弾性を高めたラバーの事をいいます。

4.国内・海外別の価格帯

それでは、国内メーカー及び海外メーカーの平均価格をご紹介します。
なお、個人的にシェアが高い印象がある商品(一例)のリンクを参考までに貼っておきますので、割引になった実際の販売価格も必要に応じてご確認ください。

なお、ネットショップによっては、平然と定価を超える価格で販売しているショップや送料が過度に高額なショップもありますので、購入を検討する場合はご注意ください。

(1)国内メーカー

製品数:36種類
平均価格:3,450円

バタフライは「フェイントロング」シリーズの粒高ラバーが充実しており、もっとも種類が多かったです。バタフライは、カットマン用向けの粒高ラバーに力を入れていた背景があるように感じます。

国内メーカーの粒高ラバーは、4,000円未満が88.9%と大多数を占めています。

なお、5,000円以上のラバーは、全てテンション系ラバーです。

以下、3商品がテンション系ラバー
バタフライ:フェイントAG(税込み価格:5,500円)
ニッタク:モリストLP(税込み価格:6,050円)
ニッタク:モリストLPワン(税込み価格:5,830円)

(2)海外メーカー

製品数:21種類
平均価格:4,793円

海外メーカーにおいても、全体で21アイテムありました。

こちらは、全て3,000円以上と価格帯が高めになっており、6,000円以上の製品については全てテンション系のラバーです。

ティバー:グラスD.TecS(税込み価格:6,655円)
アンドロ:RASANT CHAOS(税込み価格:6,820円)
ドニック:ピラニア フォーミュラ TEC(税込み価格:6,050円)

※それぞれにスポンジなし(OX)があるため6種類

5.平均価格(全体)

最後に、調査対象全体の平均価格です。

製品数:57種類
平均価格:3,945円

今回の調査では、2,000円以上~5,000円未満の価格帯で82.5%と最も多くの商品が発売されていることが分かりました。この価格帯のラバーは、全て非テンション系ラバーです。

テンション系ラバーは、9種類(15.8%)と粒高ラバーの世界では、テンション系のラバーの需要は低いことを示しています。

6.おわり

いかがだったでしょうか?

最後に、アイテム数が多いメーカー順に並べた表を掲載します。

粒高ラバーについては、国内メーカーはバタフライ、ヴィクタス、海外メーカーはスティガ、ドニックが商品のバリエーションが豊富です。

最初に粒高ラバーを挑戦する場合は、国内メーカーが安価かつバリエーションも豊富なので、個人的には国内メーカーの製品をおすすめします。

今回は、粒高ラバーの平均価格について、みなさまにも共有できればと考えて掲載いたしました。

以上となります。みなさまの参考になれば幸いです。

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