1.はじめに
近年、各メーカーから毎年のように新作の粘着ラバーが発売されています。
粘着ラバーは、中国代表選手を中心に、多くのトッププレーヤーが使用していることで知られています。最近では、中国製の伝統的な粘着ラバーだけでなく、扱いやすさを重視した「粘着テンションラバー」も人気を集めています。
しかし、一口に粘着ラバーと言っても、その性能や打球感はさまざまです。選手のプレイスタイルに合わせて多くの製品が開発されているため、基礎知識がないと「どれを選べば良いのか分からない」と感じる方も多いと思います。
そこで今回は、
- 粘着ラバーの種類
- トップ選手が使用しているラバー
- 初心者向けのおすすめ粘着ラバー
について、分かりやすくご紹介します。
2.粘着ラバーを使用するトッププレーヤー

今回の記事では、粘着ラバーの大きな特徴である「癖球(くせだま)」という言葉がでてきます。
「癖球(くせだま)」については、別記事で解説していますので、興味のある方は是非ご覧ください。
【粘着ラバーを使用している主な選手】
- 中国:王楚欽、孫穎莎をはじめ、代表クラスの選手の多くが使用
- 日本:松島空輝、早田ひな、橋本帆乃香
- ドイツ:オフチャロフ、チウ・ダン など
- フランス:フェリックス・ルブラン、アレックス・ルブラン
ただし、現在の粘着ラバーは、「中国製の強粘着ラバー」だけでなく、扱いやすい粘着テンション系まで幅広く進化しています。
次に、粘着ラバーの種類、トップ選手の使用状況について見ていきます。
3.粘着ラバーの種類

粘着ラバーの分類については、卓球王国の特集を参考にしつつ、現在の卓球用具事情も踏まえて整理しています。
(1)癖球は最強 本格派の中国系粘着ラバー
・回転量と球質の癖の強さで勝負する中国製粘着ラバー。
まさにオンリーワンのラバーと言えます。自分も使いにくいが、相手はもっと嫌がるといった諸刃の剣のようなラバーだと思います。
※著者が好むカテゴリーのラバーです。慣れれば中級者でも扱えると考えています。
代表的なラバー:キョウヒョウ8-80パワー、キョウヒョウ3 国狂ブルー(紅双喜)
主な使用選手:中国選手、橋本帆乃香
(2)回転量がアップする使いやすい粘着テンション
・打球にあまり癖がなく、使いやすさを重視している。これまでのテンション系ラバーに回転をプラスしたイメージで使用できる。
正直言って粘着ラバー特有のクセ球感はなく、テンション系ラバーよりスピードはやや落ちる代わりに、回転がアップしたテンションラバーと考えた方が良いと思います。最近ではトップ選手だけでなく、中級者レベルでも使用者が増えているカテゴリーです。
代表的なラバー:ディグニクス09C(バタフライ)
主な使用選手:戸上隼輔、オフチャロフ
(3)中国粘着に近い打球感を目指した粘着テンション
・粘着テンションと言われるラバー。弾みを上げながら、中国選手が使用する「キョウヒョウ」に近い打球感を追及している。このカテゴリーの商品は少ないです。
上記の(1)(2)のいいとこどりを狙ったラバーだと思ってください。
代表的なラバー:V>15スティッキー(ヴィクタス)
主な使用選手:丹羽孝希選手
(4)オーソドックス粘着 入門者の選択
・球持ち重視で弾みが抑えてあるノンテンション粘着ラバー。ドライブとミート打ちのバランスが良い。初心者やカットマンに適する。
このカテゴリーのラバーについては、回転をかけやすく、台に収まりやすいため、コントロール重視のプレーヤーにも向いています。
代表的なラバー:トリプルレギュラー(ヴィクタス)
主な使用層:初心者、コントロール重視の選手、カットマンなど
4.まとめ
粘着ラバーを4つに分類し、特色や使用選手についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
世界のトップクラスの選手も、それぞれの特色に応じて使い分けていることが理解いただけたと思います。
粘着ラバーは、「飛ばない」「扱いが難しい」という印象を持っている方もいるかもしれませんが、現在はニーズに合わせた商品が発売されており少しずつではありますがシェアを伸ばしています。
粘着ラバーは、特有の「癖球(くせだま)」によって、回転量や打球感で相手にプレッシャーを与えやすいラバーです。
粘着ラバーは種類によって性能が大きく異なるため、自分のプレースタイルに合った製品選びが重要です。
著者は中高年の方にも、一度は粘着ラバーにチャレンジして頂きたいと考えています。詳細は、別記事をご覧いただきたいと思います。
以上となります。みなさまの参考になれば幸いです。







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