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【卓球】裏面打法におすすめのラバーは?20年以上試してたどり着いた結論

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裏面打法で試した卓球ラバーのパッケージとおすすめラバー選び 用具レビュー・用具考察
【著者の略歴】

卓球歴: 40年以上(ベテランの視点から執筆)
戦型: 中国式ペン攻撃型(裏面打法を探求中)
運営者: 修士(物理化学)の経歴を持つ「卓球Lab」管理人。
ミッション: 用具の特性や技術のコツを独自の視点で言語化し、卓球の奥深さを伝える情報を発信しています。
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1.はじめに

裏面打法に適したラバーとは、どのようなラバーなのでしょうか。

私は約20年間、裏面打法の技術向上に取り組んできました。しかし、その中で最も悩んだことの一つがラバー選びです。

裏面打法用ラバーとして一般的によく挙げられるのは、

  • 軟らかい
  • 軽い
  • 弾む

といった特徴を持つラバーです。

私自身もこれまで、高弾性ラバーやハイテンションラバーを中心に数多くのラバーを試してきました。しかし、なかなか「これだ!」と思えるラバーには出会えませんでした。

そんな試行錯誤を続ける中で、ある時ふと「自分は裏面打法で何を一番やりたいのだろう?」と考えるようになりました。

そこからラバー選びの考え方が大きく変わり、現在は自分のプレースタイルに合ったラバー選びの考え方にたどり着くことができました。

この記事では、私が20年以上の試行錯誤の末にたどり着いた「裏面打法用ラバー選びの考え方」と、その過程で強く印象に残ったラバーについてご紹介します。

2.試した主なラバー

裏面打法用のラバー選択にあたっては、実に多くのラバーを試しました。過去の試行錯誤の記録を確認したところ、以下のようなラバー(廃盤を含む)を試していました。少なからず、我ながら執念のようなものを感じます。

  • マークⅤ30°
  • カタパルト
  • イノーバウルトラライト
  • フレクストラ
  • エクリプス
  • スレイバーFX
  • スレイバーG2FX
  • ブライスFX
  • テナジー05FX
  • ラウンデル
  • フライアットソフト
  • その他コントロール系ラバー多数

このラインナップをご覧になってお気づきかもしれません。私は、一般的に裏面打法に適していると言われる「軟らかめ」「軽い」「弾む」ラバーを忠実に試していたのです。

今振り返ると、私は「裏面打法には軟らかくて軽くて弾むラバーが良い」という一般論を疑うことなく信じていました。

それぞれに特徴があって良いラバーです。しかしながら『これだ!』と思えるラバーには出会えませんでした。

また、私の場合は裏面打法で回転を重視していたため、これらのラバーの回転量に物足りなさを感じていたことも要因の一つでした。

今思えば、ラバー選び以前に大切なことがありました。それは『裏面打法でどの技術を武器にしたいのか』を明確にすることです。

3.裏面打法でやりたい技術を絞り込む

最適と思えるラバーは10年以上見つからないものの、裏面打法の練習を地道に積み重ねており、だいぶ試合でも裏面打法ができるようになったころ、ある疑問が浮かびました。

「自分はラバーを数多く試しているけど、裏面打法で一番やりたいプレーは何だろう?」

考えた結果、自分がプレーの中で一番使用頻度が高く、なおかつ得点につながっていた技術は「裏面チキータレシーブ」でした。

サービスレシーブから先手を取れるため、私の戦術の中では非常に重要な技術だったのです。

裏面打法で使う技術については、別の記事にて、考察していますので、是非ご覧ください。

そして、私が「裏面チキータレシーブ」をするにあたり、必要なラバーの条件は

  • 飛びすぎない
  • 回転がしっかりかかる
  • 軽量である

つまり、私に必要だったのは以上の条件を満たすラバーだったのです。

今まで試してきたラバーでしっくりこなかったのは当然でした。

私は「裏面打法向けラバー」を探していましたが、本来探すべきだったのは「裏面チキータに適したラバー」だったのです。

回転性能を重視しながらも飛びすぎを抑えたいと考えた結果、私の中では粘着ラバーが最も条件に合っているという結論に至りました。

そして「軽量である」という条件については、粘着ラバーでも薄いラバーを選べば解決できそうです。

4.ついに見つけたラバー「アポロ5・超極薄(銀河)」

私が長年の試行錯誤の末にたどり着いたラバーは、

「アポロ5・超極薄(銀河)」でした。

飛びすぎを抑えながら高い回転性能を備え、さらに超極薄による軽量化も実現できるため、裏面チキータレシーブとの相性が非常に良いラバーでした。

このラバーは、中国メーカー銀河(YINHE)の粘着ラバー「アポロ5」をベースとした超極薄仕様のラバーです。

卓球用具セレクトショップ「ワールドラバーマーケット(WRM)」で販売されています。

私はフォア面に「アポロ5 38°」を使用しているため、結果的に両面アポロ5という組み合わせになっています。ただし、ラバーの厚さが大きく異なるため、打球感はまったくの別物です。

※パッケージは、「アポロ5 38°(銀河)」と同じです。

中国製粘着ラバー「アポロ5超極薄」のパッケージ画像
中国製粘着ラバー:アポロ5超極薄

※追記(2026年)

この記事で紹介している「アポロ5・超極薄」は、私が長年の試行錯誤の末にたどり着いたラバーとして紹介しています。

現在は別のラバーを使用していますが、「自分が最も重視する技術から逆算してラバーを選ぶ」という考え方は今も変わっていません。

本記事では、当時どのような考えでアポロ5・超極薄を選択したのか、その経緯も含めてご紹介します。

5.「アポロ5・超極薄(銀河)」が良い理由

私が当時このラバーを気に入っていた理由は、主に以下の4点です。

(1)凄まじい回転性能

アポロ5は、粘着ラバーの中でも、回転力に特化したラバーです。

チキータレシーブすると相手コートでバウンドした際、相手が空振りするくらい鋭く曲がります。

特にチキータレシーブとの相性が良く、私が重視していた回転主体のレシーブでは大きな武器になりました。

(2)極薄なのに攻撃力を備えている

相手のロングサーブに対する裏面ドライブでは、しっかり回転のかかったループ系ドライブやスピードドライブを打つことができました。

超極薄ラバーというと守備的なイメージがありますが、このラバーは十分に攻撃へつなげることができたのです。

※飛びすぎないラバーなので、攻撃力はハイテンションラバーよりは劣ります。

(3)フラット打ちが魅力

台上の浮いたボールをフラットにたたく場面がありますが、非常に打ちやすくスピードがでます。

また、極薄ラバー特有の性質として球質がナックル系になるので、個人の感覚ではありますが、相手が取りづらそうにしている場面も多くありました。

(4)裏面チキータレシーブとの相性が抜群

個人的には、このラバー最大の魅力がここでした。

チキータレシーブでしっかり回転をかけても飛びすぎないため、オーバーミスを恐れずに振り抜くことができます。

私が長年探していた条件を最も高いレベルで満たしていたのが、このアポロ5・超極薄でした。

6.さいごに

ENDを示す挿絵

私は、一般的に裏面打法に適したラバーと言われる「軟らかめ」「軽い」「弾む」ラバーを数多く試していました。しかし今振り返ると、かなり遠回りをしてしまったように思います。

時間はかかりましたが、裏面打法で自分が本当に重視したい技術を見つめ直したことで、ラバー選びの考え方が大きく変わりました。

私にとって重要だったのは、「裏面打法向けのラバー」を探すことではなく、「裏面チキータレシーブに適したラバー」を探すことだったのです。

裏面打法で何を武器にしたいかはプレーヤーによって異なります。そのため、最適なラバーも人それぞれです。

現在は別のラバーを使用していますが、当時の私にとってアポロ5・超極薄は、長年探していた条件を満たしてくれた特別なラバーでした。

本記事が、みなさまの裏面打法用ラバー選びを考えるきっかけになれば幸いです。

もし私と同じように「裏面チキータレシーブを武器にしたい」「飛びすぎない裏面用ラバーを探している」という方であれば、一つの選択肢として参考になるかもしれません。

コメント

  1. しん より:

    裏面打法の際の、裏面のラバーで試行錯誤しています。
     まさぴーさんのブログを読み、お勧めの「アポロ5・超極薄(銀河)」を試してみようと思います。
     まさぴーさんは、「相手のロングサーブをレシーブする際の裏面ドライブは、しっかり回転のかかったループ系ドライブやスピードドライブも容易に打てます。」とのことですが、アポロ5は粘着性ラバーのため、サーブの回転の影響を非常に受けやすいと思います。
     強い回転のかかった速いロングサーブをレシーブする際に気をつけている事はどのようなことでしょうか?
     教えていただけたらありがたいです。

    • まさぴー(Masapi) まさぴー より:

      しん 様
      当サイトをご覧いただきありがとうございます。
      正直申しまして、私自身の全国大会に出場するほどの実力者でもないのですが、個人的に考えていることを参考までにお伝えしたいと思います。
      しんさんのご指摘のとおり粘着ラバーであるアポロ5は回転の影響を強く受けます。
      また、強い回転と言っても回転の種類によって対応も変化することもご了知ください。
      私は、強い回転のサーブをレシーブするときに気を付けていることは以下のことが挙げられます。

      1.相手サーブの回転を利用する。
      ⇒私の場合は、サーブの回転に逆らわずにサーブの回転とスイング方向を出来るだけ同じにして回転に逆らわないことを意識します。その場合、強くインパクトしたり、ボールを押し込むようなスイングになるとオーバーミスが増えるので注意しています。

      2.とにかく相手のコートに入れる。
      ⇒私の場合、ラリー戦が得意なので、まずは相手コートに確実に入れて、その後の展開を意識して返球しています。
      また、裏面打法による返球は、相手からは予想外の回転が残っていたりして、自分が思っている以上に嫌がられることが多いです。自分としては、なんとか返した全く厳しくないボールを相手が返球ミスすることは頻繁にあります。という訳で、まずはミスを極力減らすことを意識しています。

      3.回転の上書きは困難
      よく相手のサーブの回転を速いスイングで上書きすればレシーブできると聞きますが、特に実戦で裏面打法を用いてレシーブする場合は、相手のサーブのコースや長さに合わせて上書きするような早いスイングを行うのは難しいと個人的には考えています。レベルが上がるほど、コース・回転量・回転方向を変えてくるので更に難しくなります。

      4.その他参考
      私は、現在は裏面打法を用いてロングサーブをレシーブする際は、手打ちにならないよう体の軸を意識するように心がけています。

      言葉足らずで、分かりにくいようでしたらお気軽に聞いてくださいね。

  2. 渡邉真一 より:

    まさぴー様
     大変丁寧な説明ありがとうございます。お礼が遅れて申し訳ありませんでした。
     上記の説明について質問が1つあります。
     まさぴーさんは、「サーブの回転に逆らわずにサーブの回転とスイング方向を出来るだけ同じにして回転に逆らわないことを意識します」との事ですが、右利き同士の場合、「逆横下回転または逆横回転の強い回転のかかった、スピードの速い、コーナーぎりぎりのロングサーブ」を裏面打法のドライブでレシーブする場合は、相手サーブの回転を利用する事は難しいと思うのですが、どのように考えたら良いのでしょうか?
     また、このようなサーブの裏面打法でのレシーブは、「手打ちにならないよう体の軸を意識する」以外に、どのようなことに気をつけていらっしゃいますか?
     何度もすみません。教えていただけたらありがたいです。
     よろしくお願いします。

    • まさぴー(Masapi) まさぴー より:

      しん 様
      ご質問いただきありがとうございます。
      ご質問いただくと、違った視点から自分のプレーを振り返ることができるのでありがたいです。
      さて、ご質問について個人的に考えていることを参考までにお伝えしたいと思います。
      ※お互いが右利きであることを前提にお答えします。

      【前提】
      ご質問の逆横系のサーブは、私の場合はバックハンドサービスやYGサーブである場面が多いと想像します。
      また、スピードの速い、コーナーギリギリとのことなので、バックサイドに2バウンド目が台から出るまたは、ギリギリ台から出ないサーブを裏面打法でレシーブする場合のことだと想定します。

      私が、上記の条件のレシーブを裏面打法で処理するときには、以下のように対応します。
      少し長くなりますがご容赦ください。

      ●逆横回転系のレシーブについて
      1.ボールの右側(又は正面)をインパクトするイメージでスイングする。
      ⇒こうすることにより、スイングが逆横回転に逆らうことなくインパクト出来るので軽く当てるだけで相手コートに収めやすくなります。
      ※横回転がかかっているため、オーバーミスしやすいので注意します。

      相手サーブの回転を利用するのは、難しいとおっしゃっておられますが、お気持ちはすごくわかります。
      私の場合も、裏面打法を習得を始めたころは、裏面打法はボールの左側をインパクトするイメージが強く、ご質問のようなバックハンドサーブがうまい選手が大の苦手でした。
      ですが、逆横回転のサーブに対しては、ボールの右側をインパクトするイメージで打てるようになると、今まで苦手だった逆横回転のサーブが面白いほど安定して返球できるようになりました。

      ※1:通常の裏面打法 ⇒ ボールの左側をインパクト ⇒ 時計回り系の回転がかかる
      ※2:ボールの右側をインパクトする裏面打法 ⇒ 反時計回り系の回転がかかる

      2.強いインパクトは必要ない
      ⇒強い横回転がかかっているので、強くインパクトするとコントロールが難しくオーバーミスが増えます。
      私の場合は、軽く当てて基本的に相手のフォアサイドのコースをついて、ラリーに持っていくようにします。
      ※相手サーブの回転をしっかり見切ることができれば、強打することはあります。

      ●その他、レシーブを裏面打法で処理する際に気を付けていること
      1.ボールに身体をしっかり近づける
      ⇒レシーブ時は、しっかりボールに身体を近づけて、インパクトすることが大前提です。
       腕だけ伸ばしてレシーブしても、安定しません。
       フォアハンドと違って、バックハンドのストライクゾーンはとにかく狭いので、自分のポイントで打つために身体をしっかり近づけます。
       ※特に、フォア前のサーブを裏面打法で処理する場合は、とにかく身体をしっかり台の中に入れてインパクトすることが大事です。

      2.まずは相手コートに入れることを大事にする。
       ノンプレッシャーの状態であれば、バック側に来たロングサーブを裏面打法で強打することはしっかり練習を積めば出来るようになりますが、緊張する本番ではなかなかレシーブ強打で一発で抜き去る場面はそれほど多くは発生しないと考えています。
       前回の回答でも書きましたが、裏面打法によって打った球質は、シェークハンドのバックハンドに比べて癖が強く変化が大きいので、返すだけで相手の脅威になり得るのです。
       それなのに、自分のミスで相手に楽に点を与えるのは、もったいないと思うのです。

      上記の対応方法は、あくまで私個人的な経験によるものなので、誰にとっても正解といえるものではないですが、少しでも参考になれば幸いです。

  3. しん より:

    まさぴー様
     非常にわかりやすい説明ありがとうございます。大変参考になりました。

     なお、「コーナーギリギリ」とは、2バウンド目ではなく、1バウンド目が、台のバックサイドのコーナー(左角)にぎりぎり入るサーブという意味で書きましたが、レシーブの考え方は基本的に同じだと理解しました。
    (もし間違っていたら教えてください。)

    いろいろと教えていただき、ありがとうございました。

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