1.はじめに
今回は、ある団体戦に参加した時にサービストスをめぐり相手チームと険悪なムードになったお話しです。
この件があってからは、「あの人と同じようなことは絶対しないよう気をつけよう」と思えた一件でした。
2.相手チームの違反しか見えない?
ある休日に仲間と職域団体戦に出場した時のことです。相互審判制だったので、私は第1試合の審判に入りました。
相手チーム1番手「Aさん」が、私のチーム「Bさん」バックハンドサービスをする際のトスが上がっていないので、注意してほしいと申告がありました。
確かに「Bさん」はバックハンドサービスのトスが5cmくらいしか上がっておらず、審判として注意しました。「Bさん」さんは、忠告を聞き入れ修正しました。
その後、注意を促した「Aさん」がサービスをしたのですが、なんと「Aさん」もトスがほとんど上がっていないのです!
マジかよ?と思いつつ「Aさん」に注意をするのですが、きちんとトスが上がるのは最初だけで、試合が白熱してくると直ぐに違反サーブに逆戻りです。
更に、「Aさん」が審判をした際は、自分のチームの選手のトスが全く上がっていない状態(一番ひどかった・・・)にも関わらず何事もないように審判をしていました。
こんな状態だったので、お互いに注意しあう状態が続いた結果、険悪な雰囲気になり、せっかくの貴重な試合が台無しになってしまいました。
3.他人事だと考えてはいけない
「Aさん」は極端な事例ですが、自分ではなかなか気づかないことなのです。
トスの高さではないのですが、私も以前、無意識でサーブのインパクトが台の中に入っていたことがあり、チームメイトに指摘されて修正したことがあります。
他の人は気付いていても、なかなか本人には言いづらいかもしれないので、時々「私のサーブは違反してない?」と他の人に聞くようにしています。
4.その他のサーブ時の注意点
(1)トスを垂直にあげる
トップ選手でもトスを垂直に上げない人が多いです。個人的には、極端に斜めでない限りサーブの回転にそれほど影響はないと思うので気になりません。
講習を受けた審判の方々は、その辺の許容範囲をわきまえておられるのでしょう。
(2)トスが落ちてくる途中で打つ
最近は見かけなくなりましが、トスした上昇している途中にインパクトするサーブは「ぶっつけサーブ」とも呼ばれます。回転の見極めが難しくなり完全に違反なので、これは絶対許せません。
(3)インパクトを腕や体で隠す
2002年9月にルールが改正されるまで許されていました。未だに年配の方で違反している方がおられます。インパクト見えないと著しく不利になります。修正すべき違反です。
(4)サーブの構えで、ボールを掌の上におく
たまに、指の上に置く方を見かますが、違反なのですぐに修正しましょう。
5.まとめ
卓球という競技の公平性を保つためにルールはあります。ですが、明らかにルールを逸脱している場合は別として、選手が日頃の練習成果をしっかりだせるように、審判をする際は、あまり出しゃばりすぎないようにしたいものです。
ですが、選手としては気持ちよくプレーするためにも、日頃からルールに違反していそうな点があれば、しっかり修正して臨みたいと思います。
最後に、いつも審判をしてくださる審判員の方には本当に感謝です。
コメント