1.はじめに
前回、前々回と各メーカーの中国式ペンラケット及び反転式ラケットの平均重量(2024年度版)に関してランキング形式でご紹介しました。
今回は第3弾として、日本式ペンの各メーカーのカタログ(2024年度版)表記の平均重量を比較してみましたので、興味のある方は参考までにご覧ください。
なお、日本式ペンについては日本のメーカー(6社)のみかと思いきや、まさかのTWC(ザ・ワールドコネクト:中国)が1種類販売しており、確認できた本数が41本でした。(2024年4月末現在)
日本式ペンは、片面にラバーを貼ることを前提に作られているので、ラケット重量は軽さを求める方は少ないと思います。
私も以前は、日本式ペンプレーヤーでしたがラケット重量については、それほど神経質ではありませんでした。
従って、今回は「軽いラケットベスト11」「重いラケットベスト5」の形式でご紹介します。
※順位が中途半端なのは、同重量ラケットがあったためです。
2.比較に当たっての留意点
(1)比較したメーカーについて
日本式ペンを販売しているメーカー数:7社(2024年4月末現在)
バタフライ、ニッタク、ヴィクタス、ヤサカ、ジュイック、ダーカー、TWC
今回は、日本語を使用したカタログが存在するメーカー又はHPでラケットの平均重量が確認できるメーカー5社を比較対象としました。
残念ながら、ペンドライブ型の多くが一度はお世話になったことがあるダーカーは、日本式ペンだけで、なんと10種類と豊富でしたが、平均重量の記載がないので対象外となっています。
TWC(1種類)についても平均重量の記載がないので対象外です。
なお、ラージボール用に作成されたラケットは今回においては対象外としています。(ちなみに、通常の硬式の試合でも使用は可能です)。
(2)平均重量の表記方法について
各メーカーの平均重量の表示方法は微妙に異なりますが、同一の数値と見なして比較していますのでご了承ください。
【表示例(ラケット平均重量が80gの場合)】
バタフライ:平均重量80g
ジュイック:重量80±5
また、単板ラケットが多い日本式ペンの平均重量については、個体差が最も大きいラケットだと言えますので、参考程度に眺めて頂けると幸いです。
(3)用具レビューではありません
今回の比較は、ネット上で確認ができるカタログやHP掲載の平均重量をまとめて比較しています。実際には使用した経験のない用具がほとんどです。よって、掲載した用具をおすすめしているわけではありません。用具の使用感や良し悪しについては一切述べていませんのでご理解いただいた上で、参考程度にご覧ください。
3.軽い日本式ペンラケットランキング
第11位(平均重量75g/6本)
平均重量75gが6本ありました。これだけ軽ければ、日本式ペンといえども軽めのラバーなら裏面に貼れる程度の重量と言えます。
- イングレスJP(ヤサカ)
- ヒノカーボンSR(ヴィクタス)←角丸形
- ヒノカーボンS(ヴィクタス)←角型
- アキュート(ニッタク)
- サナリオンR(ニッタク)
- ルーティスレボJ(ニッタク)
第5位(平均重量:74g/1本)
制勝(角丸形)(ジュイック) 13,200円(税込み)
このラケットは、単板なので平均重量の表示「65g±10」となっており個体差が大きいことが分かります。なお、制勝(角形)は、「80g±10」と大分重いです。
制覇カーボンペンの後を継ぎしラケット
参照元:JUIC HP
大人気を博した制覇カーボンペンの後継バージョン。軽く柔らかな打球感とスピードという相反する要素を両立させたラケットです。
第4位(平均重量:70g/2本)
・ダブルフェイスⅡJP(ヤサカ) 9,020円(税込み)
日本式グリップのまま裏面にもラバーを貼れる両面対応のペンホルダーラケットです。
参照元:YASAKA HP
・マルティ(ヴィクタス) 9,900円(税込み)
第2位(平均重量:69g)
チタニウムペンOFF(ジュイック) 17,600円(税込み)
TITAN POWER
参照元:JUIC HP
チタンパワーがすさまじい破壊力を生み出す、超軽量日本式ペンラケットです!
第1位(平均重量:67g)
ライタン(ジュイック) 17,600円(税込み)
JUICチタニウムシリーズ随一の反発力
参照元:JUIC HP
JUICチタニウムシリーズの最高の反発力を持つラケット。軽く、弾む。
4.重い日本式ペンラケットランキング
続いて、重い日本式ペンラケットをご紹介します。個人的には、かつて日本式ペンドライブ型で頑張っていたころに、ずっと使っていたサイプレス(バタフライ)に思い入れがあります。
それにしても、ヒノキ単板ラケットの値段高騰が激しすぎますね。
第5位(平均重量:93g)
サイプレスG-MAX(バタフライ)30,800円(税込み)
檜単板の最高峰モデル
参照元:バタフライHP
厳選された最高級木曽檜を使用。10ミリという厚さが、素晴らしい威力と打球感を実現しました。上級の選手にお勧めのモデルです。
第4位(平均重量:94g)
サイプレスV-MAX(バタフライ)19,800円(税込み)
檜単板の高級モデルv
参照元:バタフライHP
厚さ10ミリにスライスされた高級木曽檜が、素晴らしい威力を生み出します。スピード、スピンともに優れた威力のあるドライブを求める中級から上級の選手にお勧めのモデルです。
第3位(平均重量:95g)
サイプレスT-MAX(バタフライ)13,200円(税込み)
幅広いレベルの選手にお勧めの檜単板モデル
参照元:バタフライHP
厚さ10ミリの重量感あるブレードが、威力のある打球を可能にします。ペンドライブ型を目指す選手が最初に手に取る檜単板ラケットとしてもお勧めです。
第1位(平均重量:100g/2本)
剛力J(ニッタク)36,300円(税込み)
個性は武器だ!日本式ペン
参照元:ニッタクHP
バック面にスポンジの薄い異質ラバーを貼ることを前提として「ラケットは重いほうが良い」というスタイルに仕上げました。
裏面の異質ラバーを押し出すような裏面打ちで操り、変化+つかんで弾く力強いスマッシュで相手を翻弄します。重量級で大きめなブレードは、相手の強打に負けない安定したブロックを生み出します。個性を磨き、個性を育み、勝利を手に入れる!
ダイナム 10.5(ヴィクタス)36,300円(税込み)
最高級の木曽檜単板
参照元:ヴィクタスHP
厳選された木曽檜を使用した板厚10.5mmの木曽檜単板。妥協なき物づくりで創り上げる最高級の日本式ペンホルダーラケット。※裏面コルク付き
5.まとめ
いいがだったでしょうか?
日本式ペンラケットは、片面にラバーを貼ることが前提になっている製品が多いのですが、中には裏面にラバーを貼れるよう軽量に設計したラケットもあることが分かりました。
個人的には、ペンドラなら一度はお世話になったことがあると言っても過言ではない「ダーカー」は、平均重量の記載がなかったためランキングに入れることができず残念でしたが、参考までに個人で確認できた日本式ペンの一覧表を掲載しておきます。(漏れがあってもご容赦ください。)
また、ダーカーについては、2024年度カタログを確認したところ大幅に商品をリニューアルしています。中には、未発売(今夏、今秋発売)の商品もありますのでご留意ください。
今回は、各メーカーのラケット平均重量をまとめたので、みなさまにも共有できればと考えて掲載いたしましたが、興味のあるラケットがありましたら個別に確認いただければと思います。
以上、みなさまの参考になれば幸いです。
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