1.はじめに
私は、約40年前に卓球を始めました。
そして、「誰に、ラケットの削り方を教えてもらったのだろう?」と考えてみると正式に誰からも教えてもらった記憶がないのです。
なんとなく部活の友達や先輩に聞いたりして我流でやっていたのだと思います。
中学時代のラケットを未だに持っていますが、ものすごい荒っぽい削り方をしています。
今や、ネットで検索すればある程度の情報は得られるので、見よう見まねでやればなんとかなる時代です。
また、個人的な意見として、『ラケットはこう削るのが正解!』というものは存在しないと思います。プレースタイルや手の大きさ等によって百人いれば百通りの正解があるはずです。
そこで、今回は私の失敗した経験を元に、自分だけのオリジナルグリップを作るうえで注意したい点を述べたいと思います。
2.ラケットの削り方(ペンホルダーラケット・シェークハンドラケット)
ここからは、ラケットの削り方や注意点について過去の経験を元に書いていきますが、ラケットの削り方については人によって千差万別なので、参考程度に読んでいただければ幸いです。
(1)シェークハンドラケットの場合
私は、ペンホルダー一筋ですが、シェークハンドラケットで削り方に悩んでいる人に会ったことがありません。削らなくても大きな問題はないからです。削らないプレーヤーもおられます。
とはいえ、削る必要がある方もいらっしゃると思います。
削り方と注意点は以下のとおりです。
・シェークハンドラケットの削り方
①まずは、削らないでプレーしてみます。
②プレー後に、『汗がラケットについている場所』と『掌が痛いと感じた場所』を確認します。
③『ラケットに残った汗のあと』と『掌が痛いと感じた場所』は一致します。ラケットの汗のあとがついているラケットの角ばった部分を紙やすりで軽く滑らかになる程度に削ります。
※削り足りないかな?と思うくらい軽く削るのがポイントです。
④ ②③を違和感がなくなるまで繰り返します。
私は、自宅で削りすぎて後悔したことが数え切れないほどあります。不思議なことに自宅に帰って削ると調子に乗って削りすぎてしまうのです。
許される環境であれば、練習場で20~30分プレーした後にごくわずかに削って、また練習するといったサイクルを違和感がなくなるまで繰り返すと良いと思います。
(2)ペンホルダーラケットの場合
問題はペンホルダーの削り方です。
ペンホルダーは、逆に全く削らないでプレーする人を見たことがありません。
シェークハンドと違って削らないと手が痛くてプレーに集中できません。
基本的には、先程述べたシェークハンドラケットの削り方と同じサイクルで削っていきます。
ペンホルダーラケットの削り方
①新品のラケット実際に握ってみて、親指と人差し指が当たる場所を少しだけ削ってプレーしてみる。
※少し痛みを感じるくらいの削り方でちょうどいいと思います。
少しだけ削るとは、私のイメージでは下の画像くらいです。まずは、角ばったところを紙ヤスリで丸くする感じです。※反対側も同じ感じで削ります。
②プレー後に、『汗がラケットについている場所』と『掌が痛いと感じた場所』を確認します。
③『ラケットに残った汗のあと』と『掌が痛いと感じた場所』は一致します。ラケットの汗のあとがついてラケットの角ばった部分を紙やすりで軽く滑らかになる程度に削ります。
※削り足りないかな?と思うくらい軽く削るのがポイントです。
④以後、②③を繰り返します。
プレーする前に少しだけ削ること以外は、シェークハンドラケットと同じですが、削る範囲は段違いに広くなります。
【留意点】
ペンホルダーラケットの場合は、削る範囲も広く深く削る場合が多いので、最初は目の粗い紙やすりヤスリを使用し、仕上げは目が細かいヤスリに変えていくときれいに仕上がります。
【参考】
著者は、手が小さいのですが、裏面打法をするために深く握れるグリップにしたいので、最終的には下の画像くらいにかなり深く削ります。特に人差し指が当たる部分はかなり深く削ります。(右利きです)
3.まとめ
ラケットの削り方に興味を持つ方は、大半がペンホルダーラケットのユーザーだと思います。
最後に、著者が最も伝えたい事を教訓として書かせていただきます。
【教訓】
1度のラケットの削りで完成させようとすると失敗する可能性大。
少しずつ削り、完成形に近づけよう!
このことを念頭において、焦らず少しずつ削っていけば最終的に納得のいく状態にたどり着けるはずです。
以上となります。参考になれば幸いです。
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